就労女性健康研究会は第75回産業衛生学会期間中の2002年4月10日に特別報告と第4回の研究会を行った.
特別報告は「職場における母性健康管理の現状と課題」を長井聡里先生から「性差に基づく医療からみた女性の予防医学」を荒木葉子先生からお話頂いた.同日の同会場で行われた研究会では「性差を考慮した定期健康診断とTHPのあり方-母性・女性の予防医学的視点から-」と題して「母性をめぐる就業管理のゆくえ」を長井聡里先生から「性差に基づく医療からみた女性の予防医学」を荒木葉子先生から話題提供いただき,今後の就労女性の定期健康診断のあり方についてその後活発な討論が行われた.その他,今年度は労働衛生国際協力研究会例会等に参加し「産業発展と女性労働に関する指針」の作成に協力してきた.また,第4回研究会の参加メンバーと共に第5回研究会の内容・講演者の検討,来年度の研究会活動について意見交換を行っている.