「就労女性健康研究会」は平成11年1月23日に発足し,本年度から実際の活動を開始した.最初の活動として,第72回産業衛生学会にて,平成11年5月6日に,元労働省女性局長,財団法人21世紀職業財団理事長の太田房枝先生をお招きし,第1回就労女性健康研究会を開催した.

【第1回就労女性健康研究会】

<主題>
就業における男女共同参画と母性健康管理対策

<演者>
太田芳枝 元労働省女性局長,財団法人21世紀職業財団理事長

<内容>

A.男女共同参画社会とは
・人権尊重
・「男女が社会の対等な構成員として自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され,もって男女が均等に政治的,社会的,経済的及び文化的利益を享受することが出来,かつ,ともに責任を負うべき社会」

B.就業・雇用の場における男女平等
1)働く女性の現状
2)女性週間50年の歴史

C. 男女雇用機会均等法の公布と改正
1)男女雇用機会均等法の成立とその効果
2)男女雇用機会均等法改正の視点
3)男女雇用機会均等法改正の概要

D. 改正法における母性健康管理対策

E. 仕事と家庭の両立
1)育児介護休業法
2)家庭にやさしい企業

F. 今後の方向
21世紀のキーワード「パートナーシップ」