【設立の経緯】

「就労女性健康研究会」は,1998年10月31日,平成10年度第2回理事会にて設立を基本的に承認され,1999年1月23日,第3回理事会にて「就労女性健康研究会」への名称変更が了承され設立した.

【設立の趣意】

男性よりも7年近く長生きする女性は,男性にはない性周期,妊娠,出産,更年期障害を経験し,さらに骨粗鬆症の頻度が高いといった健康問題を抱えている.
また,近年,働く女性が増え,1985年には男女雇用機会均等法の制定,1997年には同法及び労働基準法の改正が行われ,母性保護が義務化され,1999年4月からは女性の保護規定が撤廃されることとなった.産業保健においては,それに対応するための体制づくり(女性労働者に対する健康管理,メンタルヘルスケア,作業管理,作業環境管理,有害業務管理,育児期間や老人介護の問題等)が急がれている.
オーストラリア・アメリカ・カナダをはじめ諸外国では,女性の健康問題を研究する機関が設立され,女性の社会進出や,自らの健康の保持・増進についての意志決定の援助のために活動している.わが国でも,多くの分野の研究者・実務者等が集まり,女性の健康問題について意見交換し,女性が尊厳をもって扱われ,適切な情報が与えられるための,実際に活動できる場が必要ではないかという声があがった.
そこで,産業衛生学会の中に「就労女性健康研究会」を設立し,長期的展望にたって,あらゆる角度から,特に働く女性についての問題に取り組む土台を築きたいと考え,ここに研究会の設立を提案するにいたった.

【発起人】

香川 順
相澤 好治
圓藤 陽子
岸 玲子
小島原 典子
長井 聡里
野原 理子
原 美佳子
宇佐見 隆廣
大前 和幸
大本 美彌子
北原 佳代
河野 啓子
島 悟
高田 勗
堀口 文
前田 和子
森 晃爾
安本 正
山内 葉月
吉田 勝美